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電波新聞拾い読み 2014年9月19日

プラズマクラスター技術 小児アトピー型喘息患者の気道炎症レベル低減

 シャープは東京大学医学部付属病院臨床研究支援センターに委託した臨床研究で、プラズマクラスター技術が小児アトピー型の軽症・中症喘息患者の気道炎症レベルを低減する結果が得られたと発表した。


東芝 PC事業、法人向けを強化

 東芝は18日、パソコン(PC)事業で法人向け(BtoB)分野への構造転換を加速し、一般消費者向け(BtoC)は一部地域での撤退を含めた大幅な縮小をすると発表した。
 パソコン事業は13年度通期で赤字を計上。14年度第1四半期(4-6月)で黒字化を達成したものの、今回、安定的な黒字転換を目指し追加の構造改革を決めた。
 販売拠点を現在の32拠点から今年度中に13拠点に減らすほか、中国での生産拠点を除く約4000人の関連人員の約2割に当たる約900人(国内400人、海外500人)を削減する。
 BtoB向けはワークステーションからタブレット端末まで製品群を拡充すると同時に、グローバルでの法人販売網の拡大を行う。「とくに欧州地域での販売網を強化する」計画で固定費を数十億円増加させ対応する。
 「BtoBはPC全体で赤字を出した13年度も黒字で、売上げも10%増となっている」としており、東芝にとって法人向けの拡大が収益確保には不可欠になる。
 今後はPCで培ってきたハードの制御技術やセキュリティ、無線実装などの技術を活用した製品やサービスの開発を進め、ハードに依存しないサービスを組み合わせた事業モデルの構築を加速する。


村田製作所 フィルム温度センサー開発

 村田製作所はフィルム温度センサーを開発し、10月から量産を開始する。
 SMDタイプのNTCサーミスタと厚み約100μmのFPCを用いてフィルム温度センサーに仕上げた。
 複雑な構造や狭い空間でも柔軟に配線を引き回すことができる。素子部の熱容量が小さいため熱応答性に優れている。スマホ、タブレットPCの筐体部の温度検知やウエアラブル機器の体表面温度検知用などに供給する。


カシオ計算機 セパレートのデジカメで新ジャンル開拓

 カシオ計算機は、カメラ部と液晶モニターを分離して様々な撮影を楽しめるデジタルカメラ「EX-FR10」を19日に発売し、コンパクトデジタルカメラの新ジャンルを開拓していく。
 FR10は”フリースタイル”をキーワードに、カメラ部と液晶モニター部が分離する構造を生かし、自分撮りやみんな撮りをはじめ、アウトドアの様々なシーンでの撮影などを実現。他社にない「撮る楽しさ」を提案している。ウエアラブル端末としての視点から開発をスタートしており、「マラソンカメラや登山カメラなど試行錯誤する中で実現した」製品。
 分離するカメラ部とモニター部はブルートゥースで接続し、5m程度の距離であれば画像が転送でき、シャッタ操作は10m程度まで可能。防じん・防水と行ったタフネス設計もアウトドアを意識した仕様となっている。  家電量販店の店頭では独自の売り場展開を推進する。分離することを訴求するために、可動する専用什器を使ってカメラ部と液晶モニター部が分離する様子を売り場で実演。FR10を事前に貸し出し、販売員が様々なシーンで動画を撮影して店頭でその映像を流したりと、これまでにない”フリースタイル”な売り場を展開する。
 また、アウトドア関連のイベントに出展するほか、アウトドアグッズを展開するメーカーとのコラボレーションも模索しており、多様な販促を進めて販売につなげる構え。


用語解説 コモンモードフィルタ

 コモンモードフィルタは、磁気的に結合した2つのコイルで構成される部品。
 伝導ノイズの伝わり方(モード)には、ディファレンシャルモードとコモンモードがある。ディファレンシャルモードとして伝わる信号電流は通過させ、コモンモードのノイズ電流だけを選択的に除去するのがコモンモードフィルタの役割。USBやIEEE1394などの高速デジタルインターフェイスなどに利用されているノイズ対策部品である。
 製造工法から巻線、積層、薄膜の3タイプに分離される。巻線タイプは大電流特性の対応が可能で、車載向けなど高信頼性、高品質が求められる用途に適する。
 積層タイプはチップビーズや3端子EMI除去フィルタなどの高精度印刷、シート工法を利用して製造。携帯機器の信号ラインのノイズ対策に適する。
 薄膜タイプはフォトリソ、エッチング、真空成膜など、半導体の薄膜プロセスを使用。HDMIなど、高速差動ノイズ対策で利用されている。


電波新聞拾い読み 2014年9月19日