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電波新聞拾い読み 2014年9月18日

パナソニック シニア層ターゲットの家電新シリーズ

 パナソニックは17日、50-60代のシニア層をターゲットにした家電の新シリーズ「Jコンセプト」を展開すると発表した。
 Jコンセプトは、同社が2年ほどをかけて3万人以上に家電の使い勝手や不満点などを調査、分析し、シニア層が求めるニーズを反映した製品。
 「Jコンセプト」シリーズ第1弾として、ルームエアコンXシリーズ/HXシリーズ、世界最軽量掃除機MC-JP500G、日本人女性の身長に合わせたローウエスト設計の冷蔵庫を10月下旬から順次発売する。
 ルームエアコン新製品は、フォルムを一新し、足元の暖かさへの不満を解消、約35度の足元暖房を実現した。足元の快適性を高めるため、しっかり気流を届ける「ビッグフラップ」「ビッグファン」を新設計。さらに床温センサーを新たに搭載し足元の温度を検知しながら、しっかり暖める。
 室内ファンを大型化したことにより風量・風速も向上、足元に温風を届きやすくした。
 梅雨時期など、エアコンを使わないシーズンのカビ繁殖抑制のため「カビみはり」機能も新搭載。自動で内部お掃除運転とナノイー内部除菌で清潔に保つ。
 熱中症対策や低温に配慮し、自動運転する「室温みはり」機能も搭載。HXシリーズには、排出した熱を蓄熱ユニットに蓄え有効活用する「エネチャージシステム」と、見やすい蓄光リモコンを採用する。
 Xシリーズは2.2kW-8.0kW(100V/200V)まで12機種をそろえる。市場想定価格は税別21万円前後-33万円前後。HXシリーズは2.8kW-8.0kWまで7機種で、同25万円前後-35万円前後。
 世界最軽量2.0kgを実現した紙パック式掃除機MC-JP500G(11月25日発売)は、軽さと強度を両立させる先端材料「PPFRP(PP繊維強化樹脂)」を業界で初めて本体に採用。「アルミ素材高効率モーター」搭載や、構成部品をコンパクト配置した「ストレートレイアウト構成」により、従来品比約半分の軽量化を図った。
 ホーム・延長管も軽量化、ノズルは強力なネオジム磁石搭載の軽量モーターを採用して、約27%の軽量化を実現した。想定価格は税別5万5000円前後。
 冷蔵庫は15年2月発売予定で、4ドアタイプのNR-JD5100Vを投入する。使いやすさを考えたUDコンセプトを採用。ドア高さ88cmとし、野菜室を真ん中に配置、従来の1.7倍の大容量パーシャルを採用している。


ソニーが下方修正 2300億円赤字見通し

 ソニーは17日、15年3月期第2四半期にモバイル分野の営業権全額の減損約1800億円を営業損失として計上するとともに、通期業績見通しを下方修正すると発表した。通期売上高は7月公表値から変更しないが、営業損益は1400億円の黒字から400億円の赤字に、税引前損益が1300億円の黒字から500億円の赤字に、最終損益は500億円の赤字から2300億円の赤字になる見通し。併せて58年の上場以来、初めて年間配当の無配を決めた。
 スマホなどを手掛けるモバイル・コミュニケーション(MC)分野は14年4-6月期で赤字となり、7月末時点でMC見通しを期初の260億円の黒字から損益ゼロに下方修正したことを受け、中期計画の見直しを開始。今回、ソニー・エリクソンを100%子会社化した際の公正価値が大幅に減ったことなどから、MC分野の営業権全額の減損約1800億円を営業損失として計上する。
 MC分野の見直しに合わせ、モバイル関連での人員削減も行う。今年度中に関連人員の15%に当たる約1000人を削減する。


用語解説 NFC

 Near Field Communicationの略で、近距離無線通信規格の一つ。ソニーとフィリップス(現NXPセミコンダクターズ)が共同開発したもので、03年にISO/IEC18092として国際標準規格となった。
 通信距離は約10cm。ICカードやICチップを搭載した端末を、リーダー/ライター(読み取り/書込機)にかざすだけで情報を読み取れる。
 現在では鉄道の自動改札で使うICカード(JR東日本ではスイカ、首都圏の地下鉄ではパスモなど)や、電子マネーのエディなどがNFCを利用している。
 NFC搭載のカードやモバイル端末を様々な電子機器にかざすだけで、情報を得たり、機器を起動させる製品サービスの開発も進んでいる。最近では、短距離無線通信ブルートゥースでの機器間通信のひも付けをする「ペアリング」の設定をNFCで行う電子機器も出てきている。
 今後も、さらに利用範囲が広がるとみられる。


電波新聞拾い読み 2014年9月18日