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電波新聞拾い読み 2014年9月12日

ホシデン Mg電池と応用製品参入

 ホシデンはマグネシウム空気電池(Mg電池)および、応用製品事業に参入する。
 エネックス(東京都港区)と提携し、Mg電池および同電池を使用した応用製品の生産、販売を立ち上げる。
 第1弾として防災用途向けにエネックスと共同開発したMg電池懐中電灯と同懐中電灯に使用するMg電池の生産を14年度中に開始する。
 今回試作したMg電池はMgシート、セパレータ、活性炭シート、電極からなる注水式Mg電池。Mg電池懐中電灯本体下の注入孔から水などの液体を入れると化学反応で電気が流れ、SOSボタンを押すと非常用の赤色LEDが点滅してSOS信号を発信。通常点灯ボタンを押すと白色LEDが点灯する。電池寿命は72時間。
 Mg電池は発火や、自己放電による液漏れの心配が無く、長期保存できる。発熱も抑えられ、重金属を含まない電池のため、使用後は一般不燃ごみとして廃棄できるのが大きな特徴になっている。


米HGST 10TBの3.5インチHDD

 米HGSTは10日、データセンター向けとして、世界初の10TB記憶容量の3.5インチHDDを発表した。クラウドや、データの書き込みが中心となるコールドストレージ用途向けに適しているという。現在、サンプル出荷中。
 ヘリウムを充てんする同社独自の「HelioSeal」技術と、記録密度を高める「シングル磁気記録(SMR)」技術を組み合わせることで、テラバイト当たりのコストと消費電力の最小化を実現した。
 これにより、大容量HDD製品の市場投入を加速することができるとしている。


経産省30年試算 再生エネ、発電量の2割

 経済産業省は10日、太陽光や風力など再生可能エネルギーで発電した電気の買い取りを電力会社に義務付ける「固定価格買取制度」で、5月までに認定した発電事業者の施設が全て運転を始めた場合、年間発電量が計2018億kW時に上るとの試算を公表した。
 同省が30年に見込む発電量全体の2割程度に相当するという。


マランツ ヘッドホンアンプの新型

 マランツはUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HD-DAC1」を10月上旬から発売する。価格は10万8000円。
 横幅25cm×奥行き27cmのコンパクトボディーに、USB-DAC機能と新開発の無帰還型出力バッファーを搭載したヘッドホンアンプをパッケージング。デスクサイドにコンパクトなPCオーディオシステムを構築し、ヘッドホンやパワードスピーカで高品位なサウンドを楽しめる。
 USB-DACは、DSDファイルのネイティブ再生や、192kHz/24ビットのPCMファイルの再生に加え、アシンクロナスモードにも対応。
 高周波ノイズの音質への影響を抑制し、入力信号に応じて最適なクロックを使用することで透明感が高く、安定した空間表現を実現した。


用語解説 LCフィルタ

 LCフィルタとは、L(コイル)とC(コンデンサ)の周波数特性を利用したフィルタ。構造は誘電体基板上に電極パターンで、LとCを交互に形成した積層の製造工法を実現する。
 積層LCフィルタは、高周波回路ではスマホなどのモバイル機器に内蔵されているブルートゥース、W-LANなどの近距離無線に利用される。
 高周波用途では3次元配線の回路構造と低損失導体材料による共振器の高Q特性化、さらにはセラミック材料の簿層化、および導電体のファインライン化の技術によりモバイル機器の小型、軽量化に貢献している。
 積層構造によって、バラン、カプラーなどとフィルタの複合デバイスとして構成できるのが積層LCフィルタの特徴。
 さらに用途としては、低周波帯のバンドパスフィルタ(BPF)として用いられるほか、スマホ、タブレットをはじめとするモバイル機器のノイズ対策部品として、小型、低背のSMDタイプが使用されている。


電波新聞拾い読み 2014年9月12日