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電波新聞拾い読み 2014年9月9日

リコー 3Dプリンタ参入

 リコーは、3Dプリンタをキーとしたアディティブ・マニュファクチャリング事業(AM事業)に参入する。
 AM事業は、3Dモデルデータから、樹脂などの素材を積層して物体を形成する技術として注目されている。同社は、3Dプリンタの販売から出力サービス、コンサルティングまでトータルに展開する。
 リコーは、AM事業の第1弾として、モノづくりイノベーション拠点「RICOH Rapid Fab(リコーラピッドファブ)」を横浜市と神奈川県厚木市に開設する。今年度は2つのリコーラピッドファブの運営を通して、3Dプリンタの仕入れ販売、出力サービス、リコーの実践事例にに基づくコンサルティング提案を展開。今後は、グローバルに拠点を順次拡張していく。
 リコーラピッドファブは、企業の設計・製造部門のお客を中心に、3Dプリンタの活用によるモノづくり変革を提案する場。実際の商品確認のためのショールームとして利用できるほか、お客のデータを使った3Dプリンタ出力サービスにも対応する。
 リコーラピッドファブ新横浜は8日に開設、同厚木は9月下旬に開設の予定。


エレクトロラックス GEの白モノ事業買収

 スウェーデンのエレクトロラックスは8日、米GEの白モノ事業を買収することで同社と合意に達したと正式発表した。買収完了は15年の見込み。
 売上高3兆円規模の中国ハイアールに次ぐ225億ドルの世界第2位の白モノメーカーが誕生する。
 GEの白モノ部門GEアプライアンシーズはケンタッキー州ルイスビルに本社を置き、売上げの90%以上は北米。このためエレクトロラックスは現在の北米での売上げシェア29%を大きく伸ばし、47%にまで拡大する。


用語解説 希土類磁石

 永久磁石(マグネット)の種類の一つ。磁石材料に希土類(レアアース)原料を使用した希土類磁石は、優れた磁石により、電子機器の小型・高性能化を支える磁石として、電子機器用モーターなどに広く使用されている。
 希土類磁石の種類には、サマリウム・コバルト(Sm・Co)系やネオジム(Nd)系がある。中でも、現状で最も強力な磁力を有する磁石であるネオジム-鉄-ボロン(Nd-Fe-B)焼結磁石磁石は、HEV用モーターやHDDボイスコイルモーター、エアコンコンプレッサモーター、医療用診断装置などの用途で多用され、需要が拡大している。
 今後も希土類磁石は、家電の省エネ化や自動車の電装化進展などに伴い、需要増大が予想される。希土類磁石メーカーでは、残留磁束密度向上など、さらなる特性向上に向けた技術開発に力が注がれている。
 一方、最近は希土類原料の調達リスクに対応するため、磁石メーカー各社の省/脱希土類磁石開発も活発化している。


電波新聞拾い読み 2014年9月9日