トップページ > 電波新聞拾い読み > 2014年9月1日

電波新聞拾い読み 2014年9月1日

総務省 BSの4K前倒し 試験放送を16年に

 総務省は8月29日、20年に予定していたBSでの4K試験放送を4年前倒しして16年に早める方針を決めた。BS 4Kの本放送は16年のサッカーワールド杯ロシア大会で開始の予定。
 BSでの試験放送を4年も前倒ししたのは次世代放送が世界で今後激しくなっていくと予測し、国際競争力の強化を図る狙い。韓国や米国、欧州など海外でも4K放送開始を発表し、韓国では今年4月世界初のケーブルによる商用放送がスタート。6月に衛星放送の4Kチャンネルが開局し、年内に本放送を開始する予定。
 こうした状況下、日本では今年6月にはCSで試験放送を開始。スカパーJSATによるCSの4K有料放送の開始も16年の予定を15年3月に繰り上げる方針。放送業界や電機メーカーなど「オールジャパン」体制で国際競争に打ち勝ち、先導役となることを狙う。


サムスン電子 3G対応スマートウォッチ

 韓国のサムスン電子は8月28日、3G対応のスマートウオッチ「ギアS」を発表した。
 ディスプレイに2.0型の曲面スーパー有機EL(360×480)を採用しており、腕にピッタリフィット。3G対応で、スマホと連携させなくてもメールやSNSなどのプッシュ通知を受信。スクリーン上に表示されるキーボードで、即座にメールの返信ができるほか、通話も可能。音声認識技術「Sボイス」をサポートする。
 3Gのほかブルートゥース、Wi-Fiに対応。複数のセンサーやGPSを組み込み、ヘルス・フィットネス機能も充実している。
 1.0GHzデュアルコアCPU搭載。OSはウエアラブルに最適化された「タイゼン」を採用。512MB RAM、4GB内蔵メモリー。バッテリは300mAh。10月から世界各国で発売の予定。価格は明らかにしていない。


アイコム 車載型デジタル簡易無線機

 アイコムはIP54の防じん・防沫性能を備えた車載型デジタル簡易無線機「IC-DU6505B」(免許局)」を8月28日に発売した。
 屋外や、ホコリの舞うような環境下でも安心して使えるタフさを備えた。
 デジタル/アナログ対応の車載型簡易無線機「IC-DU5505C」の後継機で、デジタル専用機にした。デジタル回路を見直し、カスタムSoCを用い、高音質とともに秘話機能を強化。音声録再機能、スキャン機能、緊急呼出機能、拡声器機能、電波強度表示などの新機能も搭載した。
 漢字7文字ができるLCD、GPSユニットを搭載したコマンドマイクを標準装備。データ伝送対応の外部機器接続端子も新たに装備した。


用語解説 スイッチング電源

 電子機器を動作させる安定した直流電圧を作るために直流安定化電源がある。その方式にはスイッチング方式とシリーズ方式がある。
 スイッチング方式は整流された電圧を半導体のスイッチング素子によって、高速にオン/オフして、高周波の交流に変換し、再び整流する方式。高周波の交流にすることでトランスを小さくでき、電源の小型化が可能。また、発熱が少ないため高効率となる。
 シリーズ方式は入力電圧の変動に応じて、シリーズレギュレータにより出力を一定に保つ方法。ノイズやリップルは小さいが、発熱を利用して電圧を調整しているため効率が悪く、また、高周波に変換しないためトランスが大きく、重くなる。
 そのため、薄型テレビ、パソコンなど、ほぼ全ての電子機器では、スイッチング電源が用いられている。ノートパソコンなどではAC-DCアダプタを使用する。従来は大きく、重かったが、現在のアダプタは小型、軽量化している。これは半導体の高速スイッチング技術を使うことで実現した。


電波新聞拾い読み 2014年9月1日