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電波新聞拾い読み 2014年7月18日

家電公取協 シンボルマークと標語を制定

 全国家庭電気製品公正取引協議会(会長=田中久長 東芝社長)は「会員企業が一般消費者に対して表示を正しく行う」という活動を象徴するシンボルマークと標語を制定した。今後順次、同協議会および会員企業のホームページ、製品カタログ、新聞折り込みチラシ、店頭ポスターなどに積極的に採用していく。
 同協議会では、一連の食品・メニュー偽装問題の表面化以降、表示に対する社会の関心が高まっていること、また、今回の景表法の改正で企業の管理体制の強化が盛り込まれたことも踏まえ、同協議会およびその会員を表すシンボルマークと活動に関する標語を制定した。


ライトポイント NFC専用計測器

 ライトポイント・ジャパンは17日、業界に先駆けてNFC(近距離無線)専用の計測器「IQnfc」を発売した。
 これまで合否判定に頼っていたNFC機能が、新製品によって定量的パラメータ測定で数値化して検証できる。
 同社はNFCを搭載したスマホやNFCデバイス、読み取り機(カードリーダー)の量的用途に提案する。
 同製品は3秒から5秒の高速測定を実現している。
 本体とケーブルで接続したユニバーサル・テストヘッドと呼ぶ測定部に、被測定物(DUT)を置くだけで測定できる。この測定部は、NFC規格すべてに対応している。


山水電気が破産

 帝国データバンクが16日明らかにしたところによると、老舗音響機器メーカーの山水電気が9日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債額は約3億5000万円。
 同社は44年創業で、高級アンプを製造していたが、音楽のデジタル化などの影響で経営が悪化した。12年4月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、経営破綻。その後は実質的に事業を行っていなかった。


パイオニア アナログターンテーブルを30年ぶりに

 パイオニアは17日、DJ向け機器のデジタル化が進む中、30年ぶりにDJ/クラブハウス向けのアナログターンテーブルを発表した。8月から欧米を中心に発売し、日本では9月上旬から発売する。DJだけでなく、家庭用オーディオとしてもアナログの高音質が楽しめることから、一般家庭向けでの提案も行っていく。
 発売するダイレクト駆動方式のアナログターンテーブル「PLX-1000」(市場想定価格7万4000円前後)は、使いやすさを追求した操作レイアウトと、ダイレクト駆動方式を採用した。円滑な立ち上がりや、テンポのコントロールができる。
 モーターには業界最高クラスの高トルクモーターを搭載し、4.5kg・cm以上の起動トルクを実現。0.3秒で安定回転に達する。これにより快適にDJプレイが可能。テンポの可変幅を±8%、同16%、同50%から選択できるテンポコントロール機能も搭載。幅広いテンポでの再生ができる上もリセットボタンを押せば瞬時に±0%の定速回転に戻せることから、DJプレイの幅を広がる。
 本体はアナログレコードの音質を生かす設計を施し、トーンアーム部にゴムチューブを搭載したことでハウリングを抑制。筐体の上部には質量の大きい亜鉛ダイキャスト、下部には厚さ8mmの樹脂を採用するとともに、底部には厚さ9mmの振動抑制材を搭載したことで制振性能も高い。


九州総合通信局 災害対策用FM補完中継局に予備免許

 九州総合通信局は16日、南日本放送(鹿児島市)から免許申請のあったFM補完中継局1局(MBC鹿児島FM)に対し予備免許を付与した。
 霧島市にある南日本放送のAMラジオ放送の鹿児島ラジオ送信所(親局)が、災害発生時に放送の継続が困難となる場合の対策を目的とするもので、災害対策を目的としたFM補完中継局としては全国初の予備免許となる。放送開始は17年3月頃。
 FM補完中継局とは、中波(AM)局の放送区域で、災害対策などのために超短波(FM)放送用の周波数で中波放送の補完的な放送を行う中継局。地上アナログテレビ放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90-95MHz)を使用し、災害対策や難聴対策を目的とする開設が認められている。


用語解説 ステガノグラフィ

 他人に見られたくない情報などは暗号化して送られるが、ステガノグラフィは情報自体の存在をわからなくすること。
 井パン的に「電子あぶりだし技術」などといわれるが、「情報非可視化技術」「深層暗号化技術」「電子明細技術」などもステガノグラフィに入る。
 秘密情報など他人に見られたくないデータを何か別のデータの中に埋め込み、その秘密データの存在自体もわからなくする技術のことを指す。
 例えば、写真やイラスト、音楽データや映像データなど、様々な媒体に秘密情報を埋め込むことができる。そのため第三者には、それが秘密情報であるかどうかもわからないという利点がある。
 一般的には暗号化は盗まれても解読できないようにする技術だが、ステガノグラフィは存在そのものを隠すところが特徴になっている。ただ、あまり大容量のデータは埋め込むことができないなどのデメリットもある。


電波新聞拾い読み 2014年7月18日