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電波新聞拾い読み 2014年7月17日

IPA サイバーレスキュー隊発足

 情報処理推進機構(IPA)は16日、標的型サイバー攻撃への対策支援をする「サイバーレスキュー隊」を発足し、支援活動を本格的に始めた。今回任命された12人のレスキュー隊は、標的型攻撃に気付いた組織に対する被害拡大と再発の抑止と低減をするとともに、攻撃による諜報活動などの連鎖を遮断していく。
 レスキュー隊は、これまでIPAが進めてきた標的型サイバー攻撃に対する支援を具体的に実行する部隊になる。ここ数年、標的型サイバー攻撃の被害が拡大している背景から、IPAは11年に「標的型サイバー攻撃 特別相談窓口」を設置したほか、12年4月から「サイバー情報共有イニシアチブ(J-CSIP)」の運用を始めていた。
 今年5月20日から博大的な対策支援を行う「サイバーレスキュー隊」準備チームを開設し発足の準備を進めてきていた。


米アップルとIBMが提携 企業向けモバイル端末販売

 米アップルとIBMは15日、企業向けモバイル端末・サービス販売で提携すると発表した。アップルの「iPhone」や「iPad」でIBMのビッグデータおよび解析機能を利用できるようにし、IBMが自社の法人向けチャネルやサービスを活用して端末を世界中の企業顧客向けに販売する。
 両社は現在、金融や小売り、医療など様々な業種向けに100種類以上のビジネスアプリを開発中。新OS「iOS8」がリリースされる今秋から15年にかけて公開する予定。
 IBMはデバイス管理やセキュリティ、分析、モバイル統合を含むiOSに最適化されたクラウドサービスを提供。また端末販売は、デバイスのアクティベーションや管理も含んでおり、企業顧客のニーズに即したサポートサービスも用意している。
 IBMとアップルはかつてPC市場で敵対関係にあったが、約30年を経てモバイル分野で手を組んだ。法人向けに弱いアップルをIBMが全面的にサポートし、ビジネス環境でのこれまでにない革新的なモバイル機器活用を提案していく。
 これにより、アップルは法人市場でのシェア拡大を、IBMはビジネス用モバイルソリューション事業強化を図る。


愛知製鋼 世界初の磁場シミュレータ

 愛知製鋼は子会社アイチ・マイクロ・インテリジェント(AMI)と共同販売する磁場キャンセラ「パームガウス」をリニューアルした、世界初の磁場シミュレータ「パームガウスS」を8月に発売する。
 磁場シミュレータは、無磁場あるいは任意の方向・強度を持った磁場の発生装置。磁気センサーの応用製品の開発や生産で用いられる。
 新製品にはプログラムによって磁場環境の変動を再現する機能を付与した。
 本体寸法は542×542×481mm。磁場キャンセル機能は1μT(マイクロテスラ)、最大出力磁場は500μT。有効制御空間±70mm。


用語解説 HDCP

 High-bandwidth Digital Content Protection systemの略。デジタル映像コンテンツを不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術の一つ。
 デジタル放送などの映像データは暗号技術で暗号化されていることから途中でデータを抜き出してコピーしても再生できないようになっているが、パソコンなどのディスプレイに伝送する際には暗号を解くため、誰でも見られるようになってしまう。そのため、インターネットなどの伝送系から映像を抜き出し海賊版などを作成できないようにするために暗号化するようにした。この暗号化の規格がHDCPになる。
 HDCPはコンテンツを送る側が受信側を認証し、暗号復号のための鍵を使い伝送をする。これにより認証した機器でなければ映像を見ることができなくなるため、伝送中に盗聴されなくなる。
 最近はビデオオンデマンド(VOD)などインターネットでの映像配信サービスも普及してきている。10月からサービスが始まる4KのVODサービスは、HDCPの最新規格2.2に準拠したテレビでなければサービスが利用できない。


電波新聞拾い読み 2014年7月17日