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電波新聞拾い読み 2014年7月15日

京大の研究グループ マグネシウム二次電池開発

 リチウムイオンバッテリーより性能が高く、低コストで安全性が向上したマグネシウム二次電池の開発に成功したと、京都大の内本教授らの研究グループが発表した。
 マグネシウムを負極に使う二次電池は、リチウム電池に代わる次世代の蓄電池として期待されている。ただ、正極に使う金属や充電・放電を繰り返す電解液が見つからないなどの課題があった。
 研究チームは、正確に特殊な処理を加えたポリアニオン化合物を利用。エーテルなどが入った電解液を用いた結果、エネルギー容量の密度がリチウム電池の2倍になったという。


台湾・TECO 日本でA6サイズスキャナ発売

 台湾の総合電機メーカー東元電機(TECO)は16日、日本市場に向けてA6サイズスキャナを発売する。
 ”ToRiZo”と名付けられたスキャナは、すでに米国で販売されており、テコジャパンの今里OA事業部長は「ToRiZoは、A6サイズをスキャンできるフラットベッド型のモバイルスキャナ。重さは680g。電池で作動し、SDカードにデータを保存するので、パソコンがなくても思い出の写真や書類などをスキャンしてデータ化できる。カバーを外して直接写真に当てることで、アルバムから写真や文献を剥がすことなくスキャンができる。A6以上のサイズでも分割スキャンすれば、付属の貼り合わせソフトで分割されたデータを自動で貼り合わせることができる。米市場で人気商品となっている」という。
 速度優先モードの解像度は300dpi、画質優先モードの解像度は600dpi、アルカリ単3電池を使用した場合150枚程度の画像をスキャンできる。標準価格は1万9800円。


富士通 8型タブレット端末

 富士通は14日、持ちやすさと使いやすさを両立した8型のタブレット端末「アローズ タブ Q335/K」を開発したと発表。10月以降に世界で順次発売する。
 開発したタブレット端末は、小型軽量の8型液晶を採用。マイクロソフトの最新基本ソフト「ウインドウズ8.1プロ」を搭載。CPUには最新の「インテル アトム プロセッサ」などを搭載した。
 本体は幅126mm、薄さ9.9mmと小型で片手でも簡単に持ち運べるほか、重さは約400g以下を実現しているため、長時間操作しても疲れない。紙の伝票やマニュアル、カタログなどをデジタルデータ化して手軽に持ち運べる。
 OSにウインドウズを採用したことで、すでに構築済みのウインドウズシステムや周辺機器を生かすことも可能。ウインドウズ8.1プロ搭載モデルでは、高度な管理ツールで簡単に端末を一括管理できる。カスタムメードで「マイクロソフト オフィス」も搭載できるため、社外の文書閲覧や資料作成にも対応可能。


米ガートナー 主要端末の世界出荷見通し

 米調査会社ガートナーは、主要端末の世界出荷見通しを発表し、15年にはタブレットの出荷数が初めてPCを上回るとの見方を示した。
 タブレットの14年出荷数は、前年比23.9%増の2億5631万台を見込む。前年より伸びは減速するものの、2桁成長を維持。15年は3億2096万台に達する見通し。
 一方、13年に同9.5%減と過去最低の落ち込みを経験したPC出荷は、14年は同2.9%減の3億847万台となる見込み。「ウインドウズXP」のサポート終了を受け、企業の買い替え需要が拡大することから、13年に比べて小幅な落ち込みにとどまるとしている。
 15年は、デスクトップやノートPCの減少傾向は続くものの、ウルトラモバイル/プレミアム製品が伸長する。このためPC全体の出荷数は同2.7%増の3億1669万台とプラスに回復。しかし、タブレットには及ばないとの予想。
 このほか、携帯電話の14年の出荷数は同3.1%増の18億6277万台、15年は同4.5%増の19億4645万台を見込む。従来型端末の需要が落ち込む一方、スマホは引き続き好調で、携帯電話全出荷に占めるスマホの比率は、14年の66%から18年には88%に拡大すると予測する。


インド携帯加入、9.1億件

 インドの電気通信規制庁(TRAI)によると、5月末時点の同国携帯電話加入はは9億1016万件となり、中国に次ぐ携帯電話大国になっている。前月末からは272万件増加。増加の要因は低価格端末の登場や地方での加入者増加など。


JALとNRI スマートウォッチ活用、空港旅客業務を先進化

 日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)は14日、16日から1カ月間、アップルが発表した接近検知の方式「iBeacon」と腕時計型端末のスマートウォッチを活用した空港旅客業務の先進化に向けた実証実験を始めると発表した。
 実験は、羽田空港第1旅客ターミナルビルで行う。各搭乗ゲートに設置したビーコンの信号を搭乗ゲート担当のJALスタッフが持つスマホが受信することによってスタッフの所在や、配置状況を遠隔地からリアルタイムで把握できるようになる。
 スタッフはスマホと連動する腕時計型のウエアルブル端末を装着し、携帯情報機器や無線機を取り出すことなく、業務に必要な情報の入手や共有も行う。
 これにより、効率のよい業務が実現できるようになる。
 iBeaconは、アップルが13年に発表した省電力型短距離無線通信のブルートゥース・ロー・エナジーを使った端末の接近検知方式。
 スマートウォッチは、サムスン製「ギャラクシーS5」と「ギャラクシー ギア2」のほか、ウエアラブル端末向け基本ソフトを搭載したLG電子製「LG G Watch」などを活用していく。


電波新聞拾い読み 2014年7月15日