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電波新聞拾い読み 2014年7月10日

ワンモバイル「4G」参入を先送り

 総務省は9日、携帯事業者に周波数帯を割り当てる際の基準を見直す方針を固めた。
 11日に開かれる同省の有識者会議が、新たなルールを盛り込んだ中間報告を承認する見通しとなったため。
 中間報告では、グループ企業と認定する際、議決権以外に、より幅広い資本関係、意志決定、取引関係などを考慮して実質的に判断することが適当とする基準に変える方向。
 特に「周波数を恒常的に融通し合う関係にあればグループとして扱う」との方針を明確化。現在、ワイモバイルはソフトバンクに周波数を貸し出しており、基準が見直されれば一体運営と認定されるのは避けられない。
 今回のグループ企業の基準見直しで、ワイモバイルは次世代携帯の第一陣には加われない。ただ、第二陣以降はソフトバンクとの同時申請はできないものの、ワイモバイル独自のサービスを提示することで、参入の可能性は残る。


米インテルなど6社 IoTの標準化団体設立

 米インテル、デル、韓国サムスン電子などハイテク企業6社は8日、IoT(モノのインターネット)向けの標準化団体「オープン・インターコネクト・コンソーシアム(OIC)」を設立したと発表した。
 PCやスマホ、家電、ウエアラブルデバイスなど、IoT端末は20年までに数十億台を超えると予想。OICは、これら端末の相互接続の標準規格を策定、オープンソースの実装・認証プログラムなどを提供する。
 インテル・デル、サムスンのほか、米アトメル、ブロードコム、ウインドリバーがOICへの参加を表明している。
 IoT標準化団体としては、リナックスファウンデーションが昨年末に「Allseen・アライアンス」を立ち上げており、米クアルコムや韓国LGエレクトロニクスなど50社以上が参加している。


ムトー 3Dプリンタ改良版

 MUTOHホールディングス傘下で、設計・製図機器やCADソリューション事業を展開しているムトーエンジニアリングは、4月に発表したパーソナル3Dプリンタ「MF-2000」の本格出荷を開始した。
 同社は1月から出荷している3Dプリンタ「MF-1000」についてユーザーの様々な意見を反映させ、より使い勝手の優れた3Dプリンタを実現するため、一部当初スペックを改良、出荷を開始した。
 MF-2000は、同1000の上位機種の位置付けで、小売希望価格45万円(税別)。最大値の造形エリア300×300×300mmを実現した。


用語解説 エコーネットライト

 エコーネットライトとは、家電の制御や運転状況の把握などを可能にする通信規格のこと。経済産業省が国内でHEMS環境を構築するための標準的な通信規格と認定しているうえ、ISOおよびIECで国際標準化もされている。
 電機メーカー、電力会社などからなる業界団体「エコーネットコンソーシアム」が規格策定を推進し、11年12月に公開した。
 同コンソーシアムはもともと、様々なメーカーの家電が混在した環境でもホームネットワークを構築できることを目指し、家電制御の通信規格「エコーネット(ECHONET)」を策定。その後エコーネットから、無線LANといった通信技術を組み込みやすくしたり、不要な機能を削除したりして使い勝手を高めたエコーネットライトを策定した。
 エコーネットライトは太陽光発電や蓄電池、スマートメーターなども対応できるようにしている。HEMSを実現する中核的な役割を果たし、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電でも採用が進んでいる。


電波新聞拾い読み 2014年7月10日