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電波新聞拾い読み 2014年6月25日

パイオニアとオンキヨー 家庭用AV事業の一部統合

 パイオニアとオンキヨーは24日、両社の家庭用AV事業の機能の一部統合に向け、具体的な検討を始めることに基本合意した。同日、パイオニアのAV関連子会社の株式を投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアとオンキヨーに譲渡することで合意。出資比率はベアリングが51%、。残りは今後協議し決める。
 統合後は、パイオニアとオンキヨーのブランド力や技術力など、強みとなる経営資源を相互に有効活用しコスト競争力を高めていく。またベアリングが資本参加することで事業規模の拡大など、事業における相乗効果を最大化していく計画。なお、両社のブランドは今後も維持する。
 事業譲渡するのは100%子会社で13年7月に発足したパイオニアホームエレクトロニクス。パイオニアのオーディオ製品や映像製品、通信関連製品などの家庭用AV機器の企画から開発、製造、販売を担っている。
 パイオニアは09年にプラズマテレビ事業から撤退。その後、オーディオ機器やホームシアターなどを中心にAV機器事業の再生を図っていた。昨年には自動車向けのカーエレクトロニクス事業、DJ機器、ヘッドホンなどの事業を残し、家庭用AV機器事業を分社化しパイオニアホームエレクトロニクスに集約、経営のスピード化と収益の改善などを図っていた。


スパコンランキング 中国「天河2号」3回連続の首位

 世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」最新版が23日、ドイツ・ライプチヒで開催中のスパコンに関する国際会議「IPC2014」で発表された。世界最速システムは中国国防科学技術大学(NUDT)が開発した「天河2号」で、3回連続首位。以下9位まで、前回(13年11月発表)ランキングと同じだった。日本のシステムでは、理化学研究所と富士通が共同開発した「京」が4位で最高だった。
 TOP500のベンダー別構成比は、米ヒューレット・パッカード(HP)が182システムで首位。IBM176、クレイ51の順。
 プロセッサ別では、インテル製がシェア85.4%、IBMの「パワー」は8%、AMD「オプテロン」は6%にとどまった。
 日本では京のほか、13位に東京工業大学の「ツバメ2.5」、30位に国際核融合エネルギーセンターの「ヘリオス」、36位に東京大学情報基盤センターの「オークリーフFX」などが入った。


経産省 13年度の太陽光発電設備の導入・認定状況

 経済産業省は、今年3月末時点での太陽光発電設備の導入・認定状況をまとめた。それによると、13年度の住宅用太陽光導入量は130万7000kW、非住宅用では573万5000kWとなった。設備認定状況は、住宅用が12年7月から今年3月までで41万2000kWが未導入。一方、非住宅では5659.9kWの設備で導入・稼働はこれからという状況。
 風力や水力、バイオマスなど太陽光以外の再生可能エネルギーを使った発電設備を含めた全体の設備認定容量のうち、太陽光は95%以上を占める。設備導入状況でも太陽光が97%を占める。


5月の民生用電子機器国内出荷0.8%減

 電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した5月の民生用電子機器国内出荷金額は、前年同月比0.8%減の959億円だった。前年実績を下回るのは、2カ月連続。
 消費税増税前の駆け込み需要の反動などから、カーAVC機器が同6.4%減の400億円と10カ月ぶりにマイナスに転じたほか、音声機器も同7.0%減の71億円と振るわず。一方、映像機器は50型以上の大画面薄型テレビが伸び、売上げ同5.4%増の489億円と3カ月ぶりのプラスとなった。


中国の携帯電話利用者 5月は12億5000万人

 中国の通信事業者3社は、一斉に5月の加入者統計を発表。3社合計で12億5000万人を超えた。
 中国移動は5月に携帯電話の新規加入社268万2000人を取得、総加入者7億8730万人になった。このうち4Gの利用者は810万9000人、5月には331万人が増えた。3G利用者の拡大は緩み、2G利用者は大幅に減少。2G利用者が3Gや4Gへの切り替えが加速している。
 中国聯通の5月の新規加入者は270万人になった。総利用者2億9329に。
 中国電信の携帯電話加入者数は95万人減少し、1億8122万人になった。3月以来減少傾向が続き、危機に陥っている。


用語解説 HDMI2.0

 映像と音声をデジタル信号で伝送する通信インターフェイスの標準規格HDMIの最新規格のこと。既存バージョン「1.4」から大幅に機能拡張しており、フルハイビジョンの4倍の画素を持つ4K画質映像や多チャンネルオーディオ転送などへ対応している。
 帯域幅を10.2Gbpsから18Gbpsに倍増したことで、4K画質で1秒間に60フレームの映像転送に対応。オーディオ転送も拡大し従来の8チャンネルから32チャンネルに増やしたほか、1画面上で複数画面が見られる「デュアル表示」、ビデオとオーディオの再生をのズレをなくす「自動リップシンク」も新たに搭載している。
 最大4人に対応するマルチストリーム配信を使えば複数言語の同時ストリーミングもできるほか、縦横比21対9の広角度シネマ仕様のビデオも視聴可能。CEC(家庭用電子機器制御)も拡張し、HDMI機器を1つのリモコンで制御できる範囲も広がっている。
 2.0は、既存のケーブルとコネクタで対応できるため、新たにケーブルをそろえる必要はない。


電波新聞拾い読み 2014年6月25日