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電波新聞拾い読み 2014年6月19日

EUと韓国政府 5G移動通信方式の研究開発で合意

 欧州連合(EU)と韓国政府は、第5世代(5G)移動通信方式の研究開発を共同で行うことで合意した。
 主な合意内容は、双方が15年末までに5Gの規格策定や開発のタイムテーブルを定め、15年中には現場試験を目標にする。
 5Gの現行のLTE、その次のLTE-Aに続く超高速移動通信技術。現在、世界的に普及しているLTEの速度の約100倍、容量で約1000倍。HD映画1本のダウンロード時間はLTE6分に対し、5Gはわずか6秒で可能。
 欧州は世界的にはGSM方式で先行したもののの、4Gで立ち遅れた。そこで欧州が20年の実用化を目指し5Gで巻き返しを図るため、LTE-Aサービスで商用先行している韓国と連携したと見られる。


東芝 ノートPC夏モデル

 東芝は、ノートパソコン「ダイナブック」シリーズで15.6型フルハイビジョン(HD)液晶搭載のコンバーチブル型「P75」や、13.3型フルHD液晶搭載スリムコンパクト型「R73」など、14年PC夏モデル5機種を20日から順次発売する。
 「P75」は、高輝度フルHD液晶を搭載し、写真や動画な加え、文字まで滑らかで鮮明に映し出せる。液晶部分は360度回転するヒンジ方式を採用し、ノートPCとしてだけでなく、大画面タブレットとして複数人で使うことも可能。本体にはハーマン・インターナショナル社と共同開発した高音質スピーカを搭載し、迫力と臨場感ある音楽も楽しめる。
 「R73」は、モバイル性能を追求しながらメーン機として使える高性能を実現。インテルの最新のクアッドコアCPUを搭載したほか、1TBのハイブリッドドライブも選べる。
 主力製品群は、フルHD以上の高精細液晶をより美しく快適に使える機能を搭載。独自の超解像技術により、微細な部分の表現力も上がり、撮りためた写真も高画質で表示する。動画では、映像をフレームごとに解析し、暗いシーンと明るいシーンそれぞれで最適な輪郭強調処理を行い、見やすく美しい映像が楽しめる。
 今回の新製品により、ノートPC夏モデル9機種のうち、フルHD以上の高解像度液晶ノートPCのラインアップを8機種に拡充した。


KDDIと海保 携帯電話基地局の船上開設実証実験

 KDDIと海上保安庁が、鹿児島県南大隅町で携帯電話基地局の船上開設に向けた実証実験を実施した。
 KDDIと海保は、鹿児島県が5月22日に実施した「平成26年度鹿児島県総合募債訓練」に傘下。海上保安庁の船舶に携帯電話基地局を開設し、商用と同等の電波を用いた携帯電話システムとしての品質を検証した、
 KDDIはこの訓練で、災害などで通信障害が発生しているサービスエリアを早期に復旧させるため、車載型基地局、可搬型基地局、無線エントランス回線の増強など様々な取り組みを実施。陸上での被災状況に影響されない会場からの復旧を行うことで、サービスエリアのさらなる早期復旧を目指した。


用語開設 IPS液晶

 液晶パネルの表示方式の一つ。95年に日立製作所が発表したもので、広い視野角が特徴。IPSは、In-Plane-Switchingの頭文字からとっている。
 一般的な液晶パネルであるTN(Twisted Nematic)液晶や、VA(Vertical Alignment)液晶などの方式では、液晶分子に電界をかけると、分子が基板に対して垂直に立ち上がるよう制御される。これらの液晶は、斜め方向から見るとコントラストや、色調などが変化してしまう。
 IPS液晶は、液晶分子が基板と平行に回転するように動くため、上下左右の斜め方向から画面を見てもコントラストや色の変化が少ない特徴がある。視野角に大きく影響せずに高画質で自然な映像や画像が見られるようになる。
 現在、IPS液晶はジャパンディスプレイやLGディスプレーなどが商品化している。液晶テレビなどでは各社が用途に応じてIPS液晶を採用した製品を展開している。


電波新聞拾い読み 2014年6月19日