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電波新聞拾い読み 2014年6月11日

シャープ 「14インチTFT」IEEEマイルストーンに認定

 シャープが1988年に世界に先駆け開発した「テレビ用14インチTFT液晶ディスプレイ」が、「IEEEマイルストーン」に認定された。
 「IEEEマイルストーン」は、電気・電子・情報・通信分野で、開発から25年以上経過し、地域社会や産業の発展に大きな貢献をした技術革新を称える表彰制度。
 同社技術の認定は、2005年の「電卓の先駆的開発」、2010年の「太陽電池の商業化および産業化」に続き3件目。
 今回認定された「テレビ用14インチTFT液晶ディスプレイ」は、3インチクラスのTFT液晶ディスプレイが主流だった1988年に、ブラウン管テレビに匹敵する画面サイズとフルカラーの高画質表示が実現できることを実証した。
 これを契機に、各企業がTFT液晶の技術開発と生産設備への投資を加速させ、90年代前半には薄型で低消費電力のTFT液晶を採用したカラーノートパソコンの需要が飛躍的に拡大。
 その後、パソコン用モニター、液晶テレビ、スマホなど、TFT液晶を採用した製品が次々と創出され、液晶産業は半導体に次ぐ規模のエレクトロニクス産業へと発展した。


4月の移動電話出荷 8.8%増108万8000台

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が10日発表した移動電話(PHS含む)の4月の出荷台数は108万8000台となり、前年同月を8.8%上回った。
 携帯電話だけでは104万1000台で同21.3%増。単月のスマホ比率は8.2%と4カ月連続のマイナス。
 しかもスマホの単月比率調査を開始した12年4月以降初めての1桁台になった。
 通信事業者のインセンティブが3月末で終了したのと、夏モデルの発売前がスマホ出荷大幅マイナスの要因。
 公衆用PHSの4月出荷台数は4万8000台で66.7%減。


ソニー 日本でもクラウドゲーム

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日、クラウド技術を活用したストリーミング(逐次再生)方式のゲーム配信サービス「プレイステーション(PS)ナウ」を日本と欧州でも提供する方針を明らかにした。サービスの開始時期は未定。北米では先行して7月末からサービスを始める。
 北米でのPSナウのサービスは当初、昨年発売した据え置きゲーム機「PS4」向けに、「PS3」のゲームソフトを100本以上配信。1本当たり2.99ドル(約300円)からレンタルできる。定額制サービスも検討している。PS4のほか、PS3、携帯ゲーム「PSヴィータ」、PSナウ対応の液晶テレビなどでも順次サービスの利用が可能となる。


用語解説 ピークシフト

 ピークシフトとは、電力消費量の多い時間帯に家電製品の使用を抑えることで、電力消費量が最大(ピーク)になる時間帯をずらす(シフト)ことをいう。
 東日本大震災以降、電力需要の問題から省エネ・節電が求められた。特に空調機器の使用がピークを迎える夏場の日中に電力消費量を抑える取り組みが活発化。電力会社もそれを後押しする電気料金プランをそろえるようになった。
 東京電力が用意した「ピークシフトプラン」では、夏季の7月9月における午後1時から午後4時までをピークの時間帯として電気料金を高く設定。それ以外の昼間の時間帯の倍近い電気料金にし、代わりに夜間はピーク時の4分の1以下の料金にすることで、電気使用の工夫次第でメリットが出るプランを提案している。
 家電製品でも、ノートPCでは搭載するバッテリを利用し、コンセントからの給電を停止してバッテリ駆動に切り替えることで、ピークシフトを実現する機能を備えた機種が発売されている。


電波新聞拾い読み 2014年6月11日