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電波新聞拾い読み 2014年5月20日

アイコム 14年度7.1%増280億円計画

 アイコムは、14年度主力の陸上業務用無線通信機器を中心に売上高前年比7.1%増の280億円を見込む。
 国内外の無線機のデジタル化、システム化に対応し、特徴あるデジタル無線機を技術力のある販売代理店とともに拡販。海外で200億円、国内で80億円の売上げを目指す。
 福井勉社長は「無線機のデジタル化とシステムユースへのニーズが世界中で高まっている。ITとどう融合させていくかがデジタル化のキーになる。このため販売代理店の見直しも進め、技術力のある販売代理店と連携して国内外のデジタル化、システムユースのニーズをつかんでいく。すでにインドネシアでは販売代理店の見直しで新規の販売代理店での販売成果が上がっている。フィリピンも新規の販売代理店づくりができ、14年度からの販売成果が期待できる」と表明する。
 計画では14年度陸上業務用無線通信機器で前年比11.2%増の134億400万円、アマチュア用無線通信機器で同1.4%増の40億円、海上用無線通信機器で同6.4%増の26億8400万円の売上げを目指す。
 主力の陸上業務用無線通信機器は、国内デジタル化の移行を促進し、販路を拡大。海外においては周波数帯の効率的な運用を提案し、米国では6.25kHz狭帯域FDMA方式(NXDM)、欧州ではデジタル業務無線システム標準規格(dPMR)や米国デジタル公安無線通信規格APCO P25に準拠したデジタル無線通信機器を発展させたシステム提案を強化する。新興国では価格競争が激化する中で、製品の差別化を図り市場開拓を進める。
 アマチュア用無線通信機器は日本アマチュア無線連盟(JARL)が開発したアマチュア無線の音声通信、データ通信をデジタル方式で行う新通信方式D-STAR対応機種に加え、ユーザーニーズを訴求できる新製品を投入。デジタル機で低迷している市場の活性化を図る。
 海上用無線通信機器はボリュームゾーンへの対応のほか、コストパフォーマンスを重視した新製品を投入し、シェア拡大に取り組む。
 また、ネットワーク機器も新規投入した無線LANベースのIP無線機をワールドワイドに拡販。無線とIPネットワークの融合による新製品を市場投入し、前年比11.9%増の12億3500万円の2桁の売上げ増を見込む。


東芝 ノートPC新型

 東芝は19日、利用者の好みに合わせて7つのスタイルに変化させて使えるノートパソコン「ダイナブック KIRA L93」を発表した。スタイリッシュなデザインで画質や、写真編集などにこだわりを持つ人に訴求していく。6月下旬から発売する。
 新製品は、利用シーンに応じて最適な端末を使いたいという需要に応え、本体を様々な形に変えて利用できるようにした。ノートパソコンやタブレットの形態だけでなく、キーボード部を切り離してワイヤレスでキー操作ができる「デスクトップ」型、本体の一部をスタンドにしてディスプレイ部に角度をつけキャンバスのようにペンで絵や文字が書ける「キャンバス」型、キーボードをディスプレイ背面に回転させて使う「テント」型など、7つのスタイルを実現した。
 ペン入力には、高精度な電磁誘導方式のデジタイザーの採用に加え、ディスプレイとの摩擦抵抗を調整した専用ペン、描画速度を速める筆跡予測エンジンを搭載した。これにより、紙に書くような書き心地で文字の入力や、精緻なイラストを描ける。ペンで緻密な操作ができるため、写真編集も正確に行える。


米AT&T ディレクTV買収

 米AT&Tは、米衛星放送最大手ディレクTVを買収すると発表した。  AT&Tは、固定、携帯電話のほか「U-Verse(ユーバース)」ブランドのIPベース有料テレビ放送/ブロードバンド(BB)接続サービスなどを展開する総合通信企業。
 今回の買収を通じ、AT&Tはすべての販売チャンネルを通じ動画、高速BB、モバイルのバンドルサービスを提供する計画。
 ディレクTVは米国におけるサービス契約数2030万件、加えて南米でも1800万件を有する、同地域最大の有料TV事業者。
 これを傘下とすることでAT&Tは、顧客層を一気に拡大。BBサービスのカバレッジは7000万人に広がるとし、大幅な収入増を見込む。


ヤフー 携帯事業参入中止

 ヤフーは19日、携帯電話事業への参入を取りやめると発表した。親会社のソフトバンクとの協議を経た決定で、同社から国内携帯4位のイー・アクセス株式を6月2日付けで買取、子会社化する計画も中止する。通信業界関係者からは「新たな携帯電話向け周波数帯の配分への影響を考慮した結果」との観測が出ている。


用語解説 IHジャー炊飯器

 電気炊飯器の一種で、磁力で加熱する電磁誘導加熱(IH)方式を採用したもの。金属製の内釜の周囲を電磁コイルで囲み、電流を流すことで磁力線を発生させ内釜を加熱する。磁力線の影響で内釜に渦電流が流れ、電気抵抗により発熱する。IHクッキングヒーターの加熱原理も同じ。
 電気炊飯器は、電熱ヒーターを釜の底に置き熱する方式。これと比べてIH式は火力を1.2-1.4倍に高められ、ごはんをよりおいしく炊き上げる。
 開発したのは旧松下電器(現パナソニック)で、1988年に1号機を市場に投入した。それ以降は炊飯器メーカー各社もラインアップをそろえ、現在では炊飯器の主力機種は各社すべてIH式となっています。
 近年はおいしさ志向を背景に、ひとり暮らしの小容量タイプのものでもIH式が増えるなど、年々IH式のウエイトが高まり、13年度は数量ベースでIH式の出荷台数が約70%を占める。


電波新聞拾い読み 2014年5月20日