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電波新聞拾い読み 2014年4月30日

日立/シャープなど 柏市で街全体とHEMSつなぎ地域エネルギー一元管理へ

 日立製作所、シャープ、三井不動産、日建設計の4社は、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)の街全体と、住戸内のエネルギーを管理するシステムを開発し5月中旬から段階的に運用を始めると発表した。
 新たに開発し、運用を始めるのは街全体のエネルギーを運用、関し、制御するシステム「柏の葉AEMS(エリアエネルギー管理システム)」と、住戸内のエネルギーを管理する「柏の葉HEMS(家庭内エネルギー管理システム)」。
 「柏の葉AEMS」は日立と三井不動産、日建設計が共同で開発したもので、エリア一帯に分散するオフィスや商業施設、ホテル、住宅などの各施設と、太陽光発電や蓄電池などの電源設備をネットワークでつなぎ、地域エネルギーの一元管理を行う。
 開発したAEMSは、三井不動産が柏の葉スマートシティで開発を進める複合施設「ゲートスクエア」内に設置する「柏の葉スマートセンター」(6月試験稼働、7月から本格稼働予定)を中央管理拠点に、周辺街区を含めた約12.7ヘクタールのエリア一帯に導入される。
 今回開発したエネルギー管理システムを活用し、エリア内で発電する地域エネルギーと電力会社からの系統電力を組み合わせたスマートグリッドを運用していく予定。


用語解説 DECT

 Digital Enhanced Cordless Telecommunicationsの略で「デクト」と読む。ETSI(欧州電気通信標準化機構)が策定したデジタルコードレス電話の規格で、家庭用のデジタルコードレス電話機との接続やドアホンとの接続、ホームセキュリティなどの無線通信などに使われている。
 周波数は1.9GHz帯で、通信方式はPHSなどで使われているTDMA/TDD(時分割多元接続方式/時分割双方向伝送方式)を採用する。日本ではDECTの技術を含む規格として電波産業会(ARIB)が2011年にデジタルコードレス電話の標準規格「ARIB STD-T101」を策定した。
 これまでのコードレス電話機は無線LANなどで使われる2.4GHz帯を使っていたため電波干渉などがあったため、DECTにより品質の向上を狙っている。


電波新聞拾い読み 2014年4月30日