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電波新聞拾い読み 2014年4月9日

世界最大の放送機器展「NABショー」開幕

 世界最大の放送機器展示会「NABショー(全米放送協会展)2014」が7日開幕した。会期は10日まで。放送のデジタル化とネットワークの拡大によって、放送と通信の融合・連携が進んできた。次世代ネットワークで新しいメディアを使った映像配信や多様なサービスの提供、超高精細映像「4K」、ファイルベースシステムや制作環境のクラウドかなどに注目が集まっている。
 今年のNABの大きなキーワードは4K。4Kは世界に先駆けて、韓国が昨年から試験放送を行っている。
 米国などでは映画制作で使われている程度だが、今年のNABでは4Kを取り巻く環境が変わったようだ。世界のメーカが4K放送に関わる機材やシステムなどさまざまな技術を発表し、世界が本格的に4Kへと動き出した。
 今年は、世界156ヵ国から出展者1700社以上、来場者9万3000人以上が見込まれ、昨年を上回りそうだ。
 日本では、昨年発足した「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」により昨年から4Kの試験放送が行われ、4K放送に向け動き始めた。こうした動きに合わせて各メーカが撮影から制作、送出、配信、アーカイブまでファイルベースのワークフローを実現する最新の4K機器やシステムなどを展示している。


2月の移動電話国内出荷 41%減の137万6000台

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)が8日発表した、2月の移動電話(PHS含む)国内出荷台数は137万6000台で前年同月比40.5%の大幅減。このうちスマホは52万6000台で同61.4%減った。PHSは11万9000台の出荷で37.3%減となった。
 2月の移動電話に占めるスマホの比率は38.3%と前月の45.8%、前年同月の59.1%から大幅に後退した。
 前年はスマホの春モデルの発表が2月に集中した半面、今年は春モデルの発売が分散したことで主な減少要因になった、とJEITAは分析している。


ビッグローブ モバイル事業を強化

 インターネットサービス事業者のビックローブは、MVNO(仮想移動通信事業者)としてモバイル事業を強化し、モバイル利用者数を16年度末に100万人に増やす。現在、20万人弱の契約数を5倍以上に拡大する計画。これまでモバイルインターネット通信のサービスを中心に展開していたが、7月からは090番号の携帯電話サービスも始める。さらに、年内には腕時計型のウエアラブル端末とサービスを始める。
 これまでNECの子会社として事業を進めてきた同社は、今月から日本産業パートナーズ傘下に入り、新体制のもとで事業を開始した。光回線とモバイル、無線LAN(Wi-Fi)を融合したFMC(固定移動回線融合)事業の推進を提唱してきたが、今月以降はこの流れをさらに加速させる。
 古関義幸社長は「現在は光回線とモバイル、Wi-Fiがバラバラになっている。これらを一緒にして、サクサク、どこでも、簡単につながるようにしていく」と話す。特にモバイルはMVNOとして競争力の高いサービス展開を図っていく。


日本マイクロソフト ウインドウズ83.1アップデート提供

 日本マイクロソフトは、9日から提供をはじめる最新のパソコンOS「ウインドウズ8.1」のアップデートの詳細を8日発表した。
 12年10月26日に発売した「ウインドウズ8」は、1年後の13年10月18日に「8.1」にメジャーアップデートを行い、使いやすさなどを改善した。「8.1」はスタートボタンの復活をはじめ、パーソナライズオプションの拡充、デスクトップの起動機能など、「顧客の声を反映して機能を強化している」。
 最新版は、タッチ操作だけでなく、キーボードやマウス入力といった使い慣れた簡単な操作で実現できる多くの機能を改善した。企業内でのシステム展開もしやすくするとともに、インターネットブラウザ「インターネットエクスプローラー(IE)」の互換性を向上させた。
 「企業内で使っているIE8など古いブラウザ環境であっても、最新のIEで対応できるモードも設けた」。さらに、幅広いモバイル端末も管理できるようになっている。
 アップデートは日本時間4月9日から無償ダウンロードできる。


用語解説 太陽電池

 太陽光発電システムの基本となるもので、太陽の光エネルギーを吸収して直接電気に変える装置。現在最も多く使われている太陽電池は、シリコン系太陽電池。
 電気的な性質の異なる2種類(p型、n型)の半導体を重ね合わせた構造をする。太陽電池に太陽の光が当たると、電子(-)と正孔(+)が発生し、正孔はp型半導体へ、電子はn型半導体側へ引き寄せられ、起電力が発生する(光起電力効果)。
 n型半導体・p型半導体に電極を取り付けると、それぞれ負極・正極となって直流電流が取り出せる。
 単結晶シリコン太陽電池や多結晶シリコン太陽電池などがあり、近年、住宅用太陽光発電システムでは、多結晶より発電効率にすぐれた単結晶タイプが注目されている。
 多結晶太陽電池の変換効率は15-18%ぐらいだが、単結晶太陽電池は20%を超えるものが販売されている。
 価格は、単結晶が多結晶より高価となる。


電波新聞拾い読み 2014年4月9日