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電波新聞拾い読み 2014年1月22日

パナソニックとエプコ 家庭用太陽光発電の余剰電力を集約

 パナソニックとエプコは21日、家庭用太陽光発電の余剰電力を集めるアグリゲーション(集約・集成)事業において31日付けで合弁会社を設立すると発表した。
 新会社は太陽光発電システムを設置している一般住宅から電力を買い取り、住宅会社をはじめとした他の企業と連携しながら電力の卸売りや小売りをしていく。
 新会社「パナソニック・エプコ エナジーサービス」は、16年の電力小売り全面自由化を見据え太陽光発電システムを設置している個々の住宅から、発電量予測などのエネルギー管理を行い電力を買い取る。買い取った電力は、パナソニックグループの新電力の機能を担う調達部門の実績を活用するとともに、住宅会社や他の企業と連携し売買をしていく。同時に住宅向けの様々なアプリケーションサービスも提供する。
 パナソニックは現在、住宅用太陽光発電システムやHEMS(家庭用エネルギー管理システム)などのシステム構築を支援。一方のエプコは、住宅向け設備や太陽光発電関連の設計を年間14万件処理している。
 新会社ではまず関東とは関西地域で実証実験を行い、事業運用体制を確立し14年夏頃から随時、地域別にサービスの展開を始める。このサービスを使うことで、固定価格買い取り制度の価格以上の価格での買い取りや専用のアプリケーションを活用した省エネ支援などが受けられるようになる。


IPA 10-12月脆弱性対策情報DBへの登録1555件

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターは21日、13年第4四半期(10-12月)の脆弱性対策情報データベース登録状況をまとめた。それによると13年第4四半期に、脆弱性対策情報データベース「JVN−ペディア」日本語版に登録した脆弱性対策情報は1555件で、07年4月25日の公開開始からの登録件数が累計4万3371件となった。
 13年末までに登録されたアンドロイド関連の脆弱性対策情報は187件となり、うちアンドロイドアプリケーションに関するものは71%の133件となった。脆弱性の種類別ではアプリが管理する重要な情報が読まれたり改ざんされてしまう「認可・権限・アクセス制御」が32件と全体の約4分の1を占めた。
 一方、産業用制御システムに関する脆弱性のうち「レベルV(危険)」は全体の6割超と、他と比べて深刻度の高い脆弱性の割合が大きいことも明らかになった。
 工場の生産設備などで使用されるコントローラや監視モニターなどの産業用制御システム(ICS)に関するソフトの脆弱性対策情報の登録件数は11年以降急増しており、13年は131件、累計437件となった。うち6割以上の80件が「レベルV」だった。
 脆弱性の種類別には、任意のコード実行などの深刻な比須貝につながる恐れのある「バッファエラー」の脆弱性登録は122件で、全体の約3割と際立った。


NEC ビッグローブを売却へ

 NECが、インターネット接続子会社のNECビッグローブを投資ファンドの日本産業パートナーズに売却する方針であることが21日、わかった。
 同社は買収後、ソニーや富士通などの他のネット接続会社と連携を模索するとみられ、ネット接続業界の再編が進可能性がある。
 ビッグローブの会員数は光回線の利用者を中心に約300万人に上る。
 NECは個人向けパソコン事業を中国のレノボ・グループ主導の合弁会社に移管したほか、スマホ事業からも撤退。ネット接続事業との相乗効果がなくなっていた。


中国 13年末のネット利用者6.2億円

 中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、13年末までに中国のインターネット利用者数は6億1800万人、年間で約5358万人増加。インターネットの普及率は45.8%、昨年末より3.7ポイント増。
 このうち携帯電話によるインターネット利用者は前年末より8009万人増の5億人に達し、全ネット利用者に占める比率は昨年末の74.5%から81%まで上がった。利用者増の理由について、CNNICは3Gの利用普及とスマホの価格低下による利用拡大などを挙げている。


NHK 8Kの地上波伝送実験で27kmの伝送に成功

 NHKは、8K(スーパーハイビジョン=SHV)の地上波伝送で27kmの長距離伝送実験に成功した。
 今回の実験では、熊本県人吉市のNHK人吉テレビ中継局に設置した実験試験局から、圧縮した8K信号をUHF帯1チャンネルで送信し、現在の地デジ放送のエリアと同程度となる約27km離れた熊本県湯前町にある農村環境改善センターまで8K信号を伝送、良好に受信できることを確認した。
 今回の地上波SHV伝送実験では、91.8Mbpsの伝送容量と映像符号化技術はMPEG4-AVC/H.264規格に基づいた。


フィリップス 日本の有機EL照明市場に参入

 フィリップスは、有機ELパネル「Lumiblade OLED Panel(ルミブレードOLEDパネル)GL350」を2月上旬に発売し、日本の有機EL照明市場に参入する。
 フィリップスは、09年から欧州を中心に有機ELパネルを展開してきた。有機ELパネルは、その薄さと軽さから次世代照明として様々な可能性が期待されている。現在、日本ではインテリア性の高い装飾用途などで採用が進んでいる。
 GL350は、均質な面発光を実現しているため、既存の照明システムにも組み込むことができる。


電波新聞拾い読み 2014年1月22日